昔、日栄で借りた借金が膨らみすぎて返せず、結局自己破産をしました。返せなかったことは申し訳なかったと思いますが、お金を借りたのは親の入院とか事業の失敗などが重なったせいで、どうにもなりませんでした。自己破産をしたのは15年くらい前です。その後結婚をして名字が変わりました。いま消費者金融に申し込んだとして、過去の自己破産は影響してくるでしょうか?影響したとしても名字が変わっているので、気づかれない可能性はありますか?
(⇒融資に関わる記録はどれくらい残る?)
自己破産しても十分な期間が経てば借りられます
まず、自己破産が影響してくるかについてですが、15年前ならもう影響ないと思います。自己破産をすると一定期間クレジットカードが作れなかったりローンが組めなかったりしますが、その期間は7年から10年と言われています。その当時のお名前であっても、問題なく契約できると思いますよ。不安なら消費者金融に申し込まれる前に、クレジットカードを1枚作ってみてください。問題なく作れれば、禊は終わっていると判断できるでしょう。
名字が変わるのは珍しいことではありませんよね。特に女性は結婚すれば変わるのが当たり前なくらいです。でも生年月日は変えられませんし、金融会社の方は履歴を追跡するノウハウを持っているのではないでしょうか? 消費者金融の申し込み書には旧姓を書く欄があったと思いますし。ですので、まだ自己破産の影響がある頃なら名字を変えても借りられなかったと思います。現在はその情報が消えているはずですので、旧姓を申告してもしなくても、審査結果は変わらないと思いますよ。
今や昔の日栄などのような消費者金融はありません
かつてのサラ金のことをよく知る世代では、現在の消費者金融カードローンのテレビCMなどを見、と怖くなる人もいるでしょう。若い人から年配者まで、あるいは立派なサラリーマンまで、よくこれほど簡単にサラ金に手を出しているなあ、と心配でならないでしょう。(参考ページはこちら→サラ金は何故ここまでイメージが悪い?)
しかし、現在では、もはやかつてのサラ金をイメージさせる業者は、少なくとも大手にはありません。むしろ、銀行のような郵便局のような、そのレベルの健全性で持って運営されています。法定金利を超えての貸し付けは当然ありませんし、強引な取り立てなどもありません。かつては、日栄という強引な取り立てで有名な消費者金融もありました。連帯保証人にまで容赦のない取り立てを行うと言うことで恐れられた業者でした。
しかし、現在ではそのようなところは、ありません。そもそも、貸付を行う際には、銀行と同様に返済能力の有無をしっかりと確認してからになります。審査項目は、ほとんど銀行と同じです。金利も銀行とさほど変わりません。経営母体自体が、大手銀行であったりもします。よって、消費者金融は、そのサラ金時代の怖さを直接知らない世代にとってみれば、まるでクレジットカードのような感覚で利用できるものなのです。
(⇒銀行と消費者金融は大差が無い?)
実際に、契約をすれば銀行やコンビニのATMから簡単にお金を引き出すことができます。返済もATMから行うことができます。申し込みや契約自体もウエブ上で完結させることも可能なので、結局、申し込みから借り入れ、そして返済まで、誰にも会わずに済ませることが可能なのです。その過程のどこにも怖いお兄さんなど存在しません。人が現れるとすれば、店頭で申し込む際の機械の操作が分からない時などです。優しくてきれいなお姉さんが対応してくれます。
消費者金融は、強引に取り立てると言う方法よりも、返済能力の十分にある人から計画的に返済してもらう、という方法のほうが儲かると言うことを知ったのです。必然的な変貌でしょう。