ちょっと悪い事を聞いているようで気後れもあるのですが…消費者金融って、借りたお金も時効を向かえれば返さなくて良くなるのでしょうか?

例えば犯罪を行った場合、時効まで逃げ切る事が出来れば罰せられる事はありませんよね?(正直凶悪犯罪の場合はこの制度はどうかと思うのですが…)で、この前聞いた話だと、消費者金融で借りたお金にも時効があるとの事らしいですが…それって本当ですか?例えば借金返済をせずに時効を向かえるように動けば、返さなくて済むのでしょうか?

こんな風に聞いていると私が悪巧みでもしていそうに思われるかもしれませんが、そう言ったつもりはありません。ただ、時効があるのなら踏み倒しが頻発して消費者金融が倒産したりしないのかなー…なんて気になっただけです。怪しまれるのも無理はない質問かもしれませんが、お答え下さい。

時効は基本的に無効にされるくらいに考えましょう

借金を踏み倒すというのは、単純にお金のプラスとマイナスで考えれば、相当プラスが多いですね。私も先に言わせてもらうなら、時効を正しいと思っているわけではありません。しかしながら、借りたお金に金利もプラスして支払わなければならない融資において、金利どころか借りた分を全て払わないとなると、丸ごとお金が手に入ったという捉え方もできますからね。時効というのが非常に簡単に成立が可能となれば、消費者金融は今頃この国に無かった可能性もあります。

つまり、時効はあるし成立がしないわけではありませんが、それは簡単ではありません。そもそも借りたお金の時効というのは、援用として金融機関に届け出る事が必要になります。時効になってもそのまま放置していると借金が消えるわけではありませんので、それは覚えておきましょう。この援用を申請するのって、法律云々よりも相当神経が太くないと出来ないでしょうね…。

しかもこの時効、向かえるまでに債務名義で請求を再度行えば、そこからまた時効が延長されてしまいます。分かりやすくまとめると、金融業者が請求を続ける限りは時効は迎えられないというシステムなのです。消費者金融は貸したお金を厳格に把握しておりますので、それを放置し続けるという事は考えられません。仮に放置したとしても、大口融資を受けている顧客なら間違い無く放置はあり得ません。せいぜい数万程度の小口融資なら見落とす可能性もあるでしょうが、それすら延滞として請求し続けるのが普通と思いましょう。

時効を成立させても所謂ブラックリストみたいな状態になってしまい、後々の融資に大きく響きます。きちんと借りたお金を返すのは自分の人生の為でもあるのです。(参考ページはこちら→ブラックリストになるとどうなる?

消費者金融などでの借金なくなる方法について

消費者金融などでの借金なくなる方法について、主に2つの方法があります。1つ目はまずは借金そのものをコツコツと返済していくことです。これにより、いずれは返済ができますし、また返済にはいくつかコツがあるため少しでも利息の返済を減らしたい場合にはそのコツを使って早め早めに返済をしていくことが望ましいと言えます。

そのコツは返済をしていくことには変わりがありませんが、少し余裕がある月であれば返済をコツコツと行っていくことです。通常は毎月一定額を返済するといった契約内容になっていることが多くありますが、その一定額以上に返済をしていくことで最終的な利息は毎月返済を多めにした場合に比べると少なくて済むといった事情があります。たとえば毎月1万円を返済する約束であれば、少し多めに1万2千円を返済するといった具合で、そうすれば2千円多く返済をするわけですから、利息計算でも2千円少ない金額で返済日以降計算がされていきます。毎月の返済額としては少なくても構わないので、多少ゆとりがある月には多めに返済をしていくことを考えると、最終的に利息が少なくなります。

もう一つの方法は、法的な債務整理か任意整理と呼ばれる交渉による借金の減額です。前者では自己破産や民事再生などがあります。自己破産は条件が厳しく、100万円以上の資産は処分させられることになりますので、本当の意味で借金0、資産0からの再スタートと言いう位置付けになります。また、借金の理由がギャンブルなどの浪費などの場合には、この方法は選べませんのでその点にも注意が必要です。

民事再生も条件は厳しく、毎月一定の給料などが支払われる見込みであることが挙げられます。また、他にも借金自体が0になるわけではなくて5分の1まで減額してその5分の1を原則3年で返済をしていくといった流れになります。この返済が滞った時には、借金が元に戻ることになりますので、注意が必要です。

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