消費者金融でお金を借りていたら、内定は取り消しされるのでしょうか？なんか、そういう噂を聞いた事があるのですが、実際にはどうなのですか？
内定取り消しはあり得ます。競合他社は利用しないのが吉
難しい質問ですね。まず、借金をするかしないか？という事は完全にプライベートな問題ですので、誰かに迷惑をかけない限り他人がとやかく口を出す事ではありません。それに借金がある、という理由だけで内定を取り消す。という行為が法律上において正当性があるかどうか？といった点では大いに疑問点が残ります。しかし、内定はあくまで内定で、決定ではないのです。そのため、取り消そうと思えば、取り消しが出来てしまう事。ここがポイントなのです。一般の企業については疑問符ですが、少なくとも消費者金融を含め借金を嫌う企業はあります。
それはどんな企業なのかと言うと、銀行などの金融系の企業です。少なくとも銀行では、人様の大切なお金を毎日扱います。他人のお金を扱って良い人間というのは、一般的に金銭管理がしっかりしている人間です。そのため、消費者金融などに借金がある人間。いわば、自分の給料をきちんと管理する事が出来ない人。衝動買いや無駄遣いが多く、お金を大切に扱わない人。といったイメージを抱かれやすいです。そのような人に自分の企業での業務、つまり人様のお金を大切にきちんと扱う。といった業務を任せたくない。という感情を持たれてしまう可能性がある事は、否定出来ません。
（⇒銀行と消費者金融は何が違う？）
また、借金をしているからと言って、借りている人自身は決してそのような感情は持たないでしょうが、なかには「返済に困っている時、目の前にあるお金。お客様のお金に手をつけてしまう人かもしれない」と警戒されてしまう可能性もあります。それとごく当然の感情ですが、誰だって競合他社には勝ちたいと思っています。銀行などの金融系の会社にとって競合他社、いわば同じようにお金を扱う会社である消費者金融からお金を借りている。そのような人を雇うという事は、ライバルである競合他社を潤している人物を自分の身内として引き入れる。という事です。きつい言い方をすれば、ライバルを潤している人間を、どうして雇い入れなければいけないのか？と言う事さえ出来るのです。
そして競合他社のお金に手を出さないように、自分の行員向けの金融商品を用意している銀行もあります。だからあなたがもし、金融系の職業に就きたいのなら、消費者金融も含め他の金融会社からはお金を借りない事をお勧めします。
消費者金融を利用していると内定取り消しになるの？
消費者金融は現在、非常に一般的に活用されるものになっています。成人しており、アルバイトであっても職業による安定した収入があるのであれば利用を可能であるというため、昨今では大学生などにも利用者が多くなってきています。（参考ページはこちら→実はアルバイトでも消費者金融は簡単に使えます）
ですが消費者金融を利用している大学生、とりわけ就職活動中の大学生が気にするポイントとなっているのが「消費者金融を利用していることで、内定取り消しになることはあるのか」ということです。現代の日本では一般的になったとはいえ、消費者向けの借金をしているということは心証が良いとはいえません。人によっては「お金にだらしない」という印象も持ちかねないものですが、実際に内定取り消しになることはあるのでしょうか。
これに関してはまずありえないといっていいでしょう。それはなぜかというと、消費者個人個人が借りているお金の情報というものを一般企業が知ることはできないからです。現在、消費者の借り入れ状況や返済状況などの情報を管理しているのは信用情報機関と呼ばれる機関です。この機関にはいくつかの種類がありますが、保有しているデータに関しては個人情報として厳重な保管が義務付けられています。信用情報機関に加盟している金融機関であれば情報開示請求をすることによってそれまでの借り入れ状況、返済状況を中心とした個人情報を閲覧することが可能ですが、当然ながらこうして得た個人情報を外部に流出させてしまうと、それは法律によって罰せられることとなります。
（⇒融資のサービスはほとんどが内緒の利用ができます）
こうした事情があるために信用情報機関に加盟をしていない一般企業は、消費者の借り入れ・返済状況を知るということはできないのです。口頭で「借金をしています」というようなことを伝えてしまわない限り、消費者が消費者金融を利用しているということは知りようのないこととなっていますから、消費者金融を利用していることで内定取り消しになるのではないかというような心配は必要ないといえるでしょう。
【参考ページ】
消費者金融で借りていた場合の影響について詳しく
