消費者金融での借入限度額についての記事

臨時の出費で困らないようにと、保険としてキャッシングの契約をしている人もいますが、大抵の人は、まとまったお金が必要な時に借入を考えるものです。

そうなると、ある程度必要な金額というのは決まっていて、あとはその希望する金額を借入できるかが気になるところ。

初めての借入の時は、金額にもよりますが、多くの人はこういう感想を述べます。

「借入限度額が、希望した金額よりも低かった」

どうしてこうなるのかがわからないので、正直不満を抱えるような人もいるのでしょうが、消費者金融側にも、そうした対応をする理由があります。これがわかれば、まあそういうことかと理解はできると思います。ここでは利用限度額について、わかりやすいように簡単に説明します。

そもそも貸付・借入というのは賃金業者が見ず知らずの個人に対してお金を貸す業務です。つまり、知らない人を信用してお金を貸すということです。

もしあなたが、周囲の人に「1万円貸して欲しい」とお願いされた時、何を最初に考えますか？大抵の人はこう考えるはずです。その人が確実に返金してくれるかどうか、を。その人の人柄や関係性、責任感などをみて、貸すのかどうかを決めるはずです。

知っている者同士でもこのような感情が発生するのですから、知らない者同士であれば、さらに慎重になるのは当然です。消費者金融はお金を貸す仕事なので、貸して当たり前だと思う人もいでしょうが、その後の返済金に付加している利息に寄って利益を得ているのが消費者金融ですから、返金されないと損失を受けることになります。

また、消費者金融は国に認められた会社のみが正規経営店として運営していくことが出来、この場合、国の定めた法律に従っていくことになります。その法律の中で、総量規制といって、貸付は年収の3分の1までという決めごとがあります。そのため、借入を希望する人が年収の3分の1を超える借入を希望しても、対応することはできません。

そこで、総量規制内で貸付をするために審査を行うのですが、これはその人が死に癰で切る人物かどうか、返済能力はどのくらいあるかなどを判断するためのものです。しかし、消費者金融側が得られる情報はあくまでも、借入希望者が提出した書類と、その情報に詐称がないかを照会するための個人信用情報を管理している専門機関のみです。

そのため、最初から対象者を完全に信じきって貸付をするのは危険だと判断するのです。正直、この人の普段の金銭感覚などは調べることはできませんからね。

そうして、審査の結果、「この金額までなら確実に返済してくれるであろう」という金額が借入限度額として設定されるのです。